必修科目
テキトー釣り道
昨日、糸について書いたのでもうひとつ糸ネタを。
大物が掛かり、いざ、ファイト!
一進一退の攻防。魚は必死の抵抗を見せ、ドラグからジリジリと糸を奪って行く。アングラーは、根に潜られないようにコントロールしながら敵を泳がせ、力尽きるのを待つ。
ひとしきり泳がせ、魚の動きが鈍ったところで一気に勝負に出るアングラー。
『フフフ、バカめ!』とばかりに回収モードに入った瞬間、敵が最後の抵抗を見せ、
・・・ブチッ!!
♪チャラリーーー 鼻から牛乳ーーー!♪(古すぎて誰もわかんねぇってか?)
・・・こんな経験、誰でも一度はあるんじゃないでしょうか?
勝負どころで糸が切れる。無念ですね。
しかしこれって糸のせいですか?
モチロン、糸のせいもあるかもしれません。管理が杜撰で傷のある糸だったのかも知れません。また、100円ショップで買った粗悪な糸だったのかも知れません。また、想定を遥かに越える大物だったのかも知れません。
さて、切れた場所をよーく見てみましょう。
切れたのは糸ですか?
違いますね。『結び目』が解けたんですね。
実は、これが一番多いのです。
特に初心者は、十中八九、結び目のトラブルと言っても過言ではありません。
そうです。意外な盲点なのが、『いい加減な結び方』によるトラブルなのです。
糸を生かすも殺すも、結び方次第です。結び方をきちんとマスター出来れば、糸にまつわるトラブルを80%は解消できます。
いろんな結び方を覚える必要はありません。最低3つ、PEラインを使う人は4つ、これだけは必須です。
1.チチワ
・・・のべ竿に道糸を結ぶ、幹糸からエダスを出す場合の基本中の基本。これができなきゃ釣りはできません。
2.本結び
・・・針とハリスを結ぶ一番簡単な結び方。これが出来ればハリスをいくらでも長くできます。いつも既成のハリスつき針しか使ったことない人は、是非マスターしましょう。磯で浮き釣りする人は必須です。
3.ブラッド・ノット
・・・これができると、道糸同士は勿論のこと、人命救助にも使えるかもよ。結び方のなかでは一番簡単ですが、驚くべき締結力です。是非覚えましょう。覚えるまでもないほど簡単です。
この結び方の弱点は、太さが大きく違う糸同士は極端に結びづらく、締結強度が出にくいことと、結び目の前後が縮れやすいことです。でも絶対マスターすべき。
ナイロン同士或いはナイロンとフロロカーボンの締結ならば、この結び方が最強です。
4.ビミニツイスト
・・・PEラインとフロロカーボンリーダーを結ぶときの必須項目。表面エネルギーが極端に低いPEラインは締結性が極悪で、ビミニツイストのように、『結ぶ』というより『編み込む』締結法が必要です。
ブラッド・ノットで代用できないこともないですが、絶対強度は格段に落ちます。
ビミニツイストの注意点をひとつ。
釣りの本などで、リーダーの端末をライターであぶり、一度溶かしてこぶを作ると良いなどと書いてあることがありますが、あんなの大ウソです。
樹脂から糸を作る際、高熱、高圧のホッパーから樹脂を射出させ、テンションをかけながら冷やし、強靭な糸を作るのです。
それを火にあてて溶かすなんて噴飯ものです。一度でも熱で溶けてしまうと、その部分の強度は3分の1以下に低下してしまいます。
端末を止めるなら、極々少量のシアノアクリレート瞬間接着剤をつけます。これもつけすぎると糸は溶解しますので注意。
どの結び方も、一度マスターすればなかなか忘れません。何度も何度も練習しましょう。
これでライントラブルは激減するはずです。
大物が掛かり、いざ、ファイト!
一進一退の攻防。魚は必死の抵抗を見せ、ドラグからジリジリと糸を奪って行く。アングラーは、根に潜られないようにコントロールしながら敵を泳がせ、力尽きるのを待つ。
ひとしきり泳がせ、魚の動きが鈍ったところで一気に勝負に出るアングラー。
『フフフ、バカめ!』とばかりに回収モードに入った瞬間、敵が最後の抵抗を見せ、
・・・ブチッ!!
♪チャラリーーー 鼻から牛乳ーーー!♪(古すぎて誰もわかんねぇってか?)
・・・こんな経験、誰でも一度はあるんじゃないでしょうか?
勝負どころで糸が切れる。無念ですね。
しかしこれって糸のせいですか?
モチロン、糸のせいもあるかもしれません。管理が杜撰で傷のある糸だったのかも知れません。また、100円ショップで買った粗悪な糸だったのかも知れません。また、想定を遥かに越える大物だったのかも知れません。
さて、切れた場所をよーく見てみましょう。
切れたのは糸ですか?
違いますね。『結び目』が解けたんですね。
実は、これが一番多いのです。
特に初心者は、十中八九、結び目のトラブルと言っても過言ではありません。
そうです。意外な盲点なのが、『いい加減な結び方』によるトラブルなのです。
糸を生かすも殺すも、結び方次第です。結び方をきちんとマスター出来れば、糸にまつわるトラブルを80%は解消できます。
いろんな結び方を覚える必要はありません。最低3つ、PEラインを使う人は4つ、これだけは必須です。
1.チチワ
・・・のべ竿に道糸を結ぶ、幹糸からエダスを出す場合の基本中の基本。これができなきゃ釣りはできません。
2.本結び
・・・針とハリスを結ぶ一番簡単な結び方。これが出来ればハリスをいくらでも長くできます。いつも既成のハリスつき針しか使ったことない人は、是非マスターしましょう。磯で浮き釣りする人は必須です。
3.ブラッド・ノット
・・・これができると、道糸同士は勿論のこと、人命救助にも使えるかもよ。結び方のなかでは一番簡単ですが、驚くべき締結力です。是非覚えましょう。覚えるまでもないほど簡単です。
この結び方の弱点は、太さが大きく違う糸同士は極端に結びづらく、締結強度が出にくいことと、結び目の前後が縮れやすいことです。でも絶対マスターすべき。
ナイロン同士或いはナイロンとフロロカーボンの締結ならば、この結び方が最強です。
4.ビミニツイスト
・・・PEラインとフロロカーボンリーダーを結ぶときの必須項目。表面エネルギーが極端に低いPEラインは締結性が極悪で、ビミニツイストのように、『結ぶ』というより『編み込む』締結法が必要です。
ブラッド・ノットで代用できないこともないですが、絶対強度は格段に落ちます。
ビミニツイストの注意点をひとつ。
釣りの本などで、リーダーの端末をライターであぶり、一度溶かしてこぶを作ると良いなどと書いてあることがありますが、あんなの大ウソです。
樹脂から糸を作る際、高熱、高圧のホッパーから樹脂を射出させ、テンションをかけながら冷やし、強靭な糸を作るのです。
それを火にあてて溶かすなんて噴飯ものです。一度でも熱で溶けてしまうと、その部分の強度は3分の1以下に低下してしまいます。
端末を止めるなら、極々少量のシアノアクリレート瞬間接着剤をつけます。これもつけすぎると糸は溶解しますので注意。
どの結び方も、一度マスターすればなかなか忘れません。何度も何度も練習しましょう。
これでライントラブルは激減するはずです。