fc2ブログ

全層釣法

テキトー釣り道
04 /05 2011
磯釣りのシーンにおいて、革新的な釣り方として、数年前からブームとなっている『全層釣法』。

ウキ止めを付けず、表層に仕掛けを落とし、スルスルスル~っと食わせエサを沈めながら、底層まで探るという画期的な釣法と喧伝されている。

全層を探れるということは、タナ取りの必要がないわけで、どこでもチヌ、グレをヒットさせるチャンスがあるということであり、また、それ以外の獲物、すなわち表層のスズキ、イナダ、アジ、サバなどから根モノまで、あらゆる魚をゲットするチャンスがあるということである。

しかーし!! 世の中そんなに甘くはないのだよ~。。。

フカセ釣りのイロハを理解していない人間がやっても、この釣りは全く意味を成さない。またビギナーは、通い詰めて勝手知ったる磯でしか、この釣法は使えない。

確かに表層から海底まで探ることは可能である。しかし、ウキ止めがついていないということは、潮の流れに任せ、糸が無限に出てゆくことを意味する。

食わせ針がゆっくりと沈んで行く様子を観察することが出来ないから、今針がどの辺りにあるのかを窺い知るには経験に基づく勘に頼らざるを得ない。

ボケーッとしていれば、知らぬ間に仕掛けは着底していても、それに気づかずに糸だけが出てゆくことになり、結果、根掛かりしてオジャンである。ハリスならまだしも、最悪は大事なウキまでサヨウナラである。

また、いくら全層を探れるといっても、コマセと仕掛けを同調させることが出来なければ、獲物をゲットすることは非常に難しい。

さらに、軽い仕掛けを使うため、仕掛けのコントロールが異常に難しく、仕掛けの絡みが多くなる。針先が一番重くなるように仕掛けを設計しないと、からみだらけでうんざりすること請け合いだ。

そしてそして。まぐれでゲットしたとしよう。それが『どのタナで釣れたか?』を判別するのが、ビギナーにはほぼ不可能。2匹目のドジョウを狙うことがほぼ絶望的なのである。

全層釣りは確かに新しい釣法であり、全層から魚をゲットできる画期的な釣法である。しかし、経験豊富なベテラン釣り師にこそ一層の武装となるのは間違いないが、初心者にはまぐれ当たり以外のヒットは有り得ないのである。

まずは『きちんと底をとる』ことをマスターしよう。釣り場に着いたらまず『タナ取り』をすべし。簡単である。遊動ウキ仕掛けを作ったら、針先にナス錘の3号程度を引っ掛けて、ウキがこれ以上沈まなくなるタナ(すなわち、そこが底だ)を探し、底から釣りを開始する。その後、様子を見ながらだんだんタナを浅くしてゆくという、ウキ釣りの基本を徹底されたい。

ガキおやじ

昭和44年生まれ、神奈川県横浜市出身、藤沢市在住。O型てんびん座の2児の父。根っからの釣り好きだけど、道具に凝ったり、奥義を極めたり全くしないテキトーおやじです。昭和のガキの遊びとしての釣りを40年以上続けています。たかが魚じゃんか。竿と糸とハリとエサがあれば釣れぬ魚ナシ!! 自然を満喫しつつボケ~っとアタリを待つ釣りを愛し、釣った魚は酒の友として美味しくいただくのがモットーです。

上の写真は、神奈川県民の象徴ともいうべき江の島の頂上から見た片瀬川河口と江の島大橋、片瀬東浜です。きれいでしょ?