脱脂
テキトー釣り道
リールのお手入れについて。
海で釣りしたら、とにもかくにも塩抜きをしなければなりませんね。
軽く水拭き程度でも塩抜きは可能ですが、ガキおやじは真水張った洗面器にドボンと1時間程度浸けてしまいます。メーカーは水にドボンは奨めてはいません。あくまでも自己責任で。
普段からグリスアップと注油がされていれば、たまに真水に浸けたところで錆びたりしません。
ただし、水からあげたら徹底的に水切りをすべし。丸2日掛かると思ってください。
新聞紙の上にリールを置いて陰干しですが、途中で何度もハンドルを回し、寝かせる向きを変え、徹底的に乾かします。
ドライヤー使うのは厳禁。ラインが即死します。やるならスプールは必ず外してね。
そうして水切りが出来たら、注油するわけですが、ずぼらな人は、粘度の高いオイルを使います。ホールド性の良い、自転車のチェーンオイルがオススメです。
モノによって位置は様々ですが、スプールをはずすと、注油用(ホントは水抜き用)の穴が開いています。そこへ数滴注油し、ハンドルを充分に回し、オイルを馴染ませます。ビックリするほどハンドルが軽くなります。
その後は、ベイルの可動部と、ラインガイド部に注油します。
注油したらベイルを起こしたり倒したりして馴染ませます。
まめな人は、動作性優先で、CRC-556や、WD-40のような、超低粘度のスプレー潤滑剤でも良いでしょう。その代わり耐久性が皆無に等しいので、釣りに行かなくても、定期的に注油が必要です。
そして最後に、スプールを外し、センターのシャフト部にグリースをたっぷり塗ります。これで完了。
こうして大事に大事にメンテされたリールちゃんは長持ちします。
しかしここにも落とし穴が・・・。
注油→釣行→注油→釣行を繰り返していると、リール内に残っている油分が、埃や砂を含み、汚れてきます。ほったらかしにしていると、ギヤを傷めます。いわゆる『スラッジ(油カス)』ですね。
釣行後必ずメンテしてるのに、注油後の『軽快感』が感じられなくなったら、それは残存油分が劣化していて、埃をたっぷり含んで真っ黒状態であることのサインです。
そんなところに注油したって、更なる埃を呼び込むだけです。こうなったら、徹底的に脱脂するしかありません。
脱脂洗浄はしてますか?
炭化水素系の速乾性の脱脂洗浄剤のスプレーが、ホームセンターの自転車売り場に198円くらいで売ってます。または、カー用品売り場で『ブレーキパーツクリーナー』という名前で売ってます。
こいつを『これでもかっ!!』ってほどぶっかけます。キモは決してケチらないこと。
ブシュ~~~ッ!!
と、贅沢に使います。スプールを外し、注油口にひたすら吹き付け、ハンドルを回しまくります。
すると、真っ黒な液体が水抜き穴から出てきます。これが埃を吸いまくって劣化した油分です。
この黒い液体が出なくなるまでひたすらスプレー&リーリングを繰り返します。するとあれれ? 完全にオイル切れの状態になり、不快な金属摺動感がしてきます。これで脱脂完了。
5~10分も乾かせば、速乾性のブレーキパーツクリーナーは飛んでしまいます。そしたら充分に注油です。スプール外し、シャフトへのグリースアップを忘れずに。
こうやって、手間暇かけて可愛がってやると、ポイントや上州屋で買った1,980円のリールだって10年以上使えるのだ。
横浜ベイスターズの工藤公康見てみい、あやつは今年48歳になるのに、淘汰の激しい世界であるプロ野球でいまだ現役だ! それもピッチャーだ。
彼のすごいところは、己の肉体のメンテナンスをストイックに続けていることだ。他人の5倍、10倍管理しているんだろう。
でなければ、48歳現役ってだけで怪物呼ばわりされるプロ野球の世界で、最も消耗の激しい投手を続けられるはずはない。
金にモノを言わせ、シマノ『ステラ』や、ダイワ『Mag Sealed』を買ったところで、メンテナンスを怠れば、永年の相棒とはなり得ない。
・・・欲しくても買えないビンボー陸釣り師の負け惜しみ。
海で釣りしたら、とにもかくにも塩抜きをしなければなりませんね。
軽く水拭き程度でも塩抜きは可能ですが、ガキおやじは真水張った洗面器にドボンと1時間程度浸けてしまいます。メーカーは水にドボンは奨めてはいません。あくまでも自己責任で。
普段からグリスアップと注油がされていれば、たまに真水に浸けたところで錆びたりしません。
ただし、水からあげたら徹底的に水切りをすべし。丸2日掛かると思ってください。
新聞紙の上にリールを置いて陰干しですが、途中で何度もハンドルを回し、寝かせる向きを変え、徹底的に乾かします。
ドライヤー使うのは厳禁。ラインが即死します。やるならスプールは必ず外してね。
そうして水切りが出来たら、注油するわけですが、ずぼらな人は、粘度の高いオイルを使います。ホールド性の良い、自転車のチェーンオイルがオススメです。
モノによって位置は様々ですが、スプールをはずすと、注油用(ホントは水抜き用)の穴が開いています。そこへ数滴注油し、ハンドルを充分に回し、オイルを馴染ませます。ビックリするほどハンドルが軽くなります。
その後は、ベイルの可動部と、ラインガイド部に注油します。
注油したらベイルを起こしたり倒したりして馴染ませます。
まめな人は、動作性優先で、CRC-556や、WD-40のような、超低粘度のスプレー潤滑剤でも良いでしょう。その代わり耐久性が皆無に等しいので、釣りに行かなくても、定期的に注油が必要です。
そして最後に、スプールを外し、センターのシャフト部にグリースをたっぷり塗ります。これで完了。
こうして大事に大事にメンテされたリールちゃんは長持ちします。
しかしここにも落とし穴が・・・。
注油→釣行→注油→釣行を繰り返していると、リール内に残っている油分が、埃や砂を含み、汚れてきます。ほったらかしにしていると、ギヤを傷めます。いわゆる『スラッジ(油カス)』ですね。
釣行後必ずメンテしてるのに、注油後の『軽快感』が感じられなくなったら、それは残存油分が劣化していて、埃をたっぷり含んで真っ黒状態であることのサインです。
そんなところに注油したって、更なる埃を呼び込むだけです。こうなったら、徹底的に脱脂するしかありません。
脱脂洗浄はしてますか?
炭化水素系の速乾性の脱脂洗浄剤のスプレーが、ホームセンターの自転車売り場に198円くらいで売ってます。または、カー用品売り場で『ブレーキパーツクリーナー』という名前で売ってます。
こいつを『これでもかっ!!』ってほどぶっかけます。キモは決してケチらないこと。
ブシュ~~~ッ!!
と、贅沢に使います。スプールを外し、注油口にひたすら吹き付け、ハンドルを回しまくります。
すると、真っ黒な液体が水抜き穴から出てきます。これが埃を吸いまくって劣化した油分です。
この黒い液体が出なくなるまでひたすらスプレー&リーリングを繰り返します。するとあれれ? 完全にオイル切れの状態になり、不快な金属摺動感がしてきます。これで脱脂完了。
5~10分も乾かせば、速乾性のブレーキパーツクリーナーは飛んでしまいます。そしたら充分に注油です。スプール外し、シャフトへのグリースアップを忘れずに。
こうやって、手間暇かけて可愛がってやると、ポイントや上州屋で買った1,980円のリールだって10年以上使えるのだ。
横浜ベイスターズの工藤公康見てみい、あやつは今年48歳になるのに、淘汰の激しい世界であるプロ野球でいまだ現役だ! それもピッチャーだ。
彼のすごいところは、己の肉体のメンテナンスをストイックに続けていることだ。他人の5倍、10倍管理しているんだろう。
でなければ、48歳現役ってだけで怪物呼ばわりされるプロ野球の世界で、最も消耗の激しい投手を続けられるはずはない。
金にモノを言わせ、シマノ『ステラ』や、ダイワ『Mag Sealed』を買ったところで、メンテナンスを怠れば、永年の相棒とはなり得ない。
・・・欲しくても買えないビンボー陸釣り師の負け惜しみ。