2022年3月12日(土)、2022年3度目の江ノ島表磯に上陸。
実はこの日から、中学野球の市春季大会の審判員活動が始まる予定でしたが、3日前に協会から開幕が1週間延期されることになったと連絡があり、急遽釣りに行こうと思い立ち、タイドグラフをチェック。
・・・。んも~、長潮の中でも、日の出から昼まで潮位がほとんど変わらない、1年で最も悪い潮じゃん。行くのヤメっかなぁ? しかし、今回行かないと、来週以降は野球の審判員活動が本格的に始まり、しばらく釣りに行くことが難しくなるからなぁ。

というわけで、バカはまたまた出撃。とにかく1/9、3/1の開幕2連敗が悔しくて堪らない。潮回りだけ見れば開幕3連敗確定のどうしようもないクズ日に3度目の正直を狙いに行く!

朝5時の江ノ島大橋開門と同時に入磯し、ガキおやじお気に入りの水道口先端のポイントを確保。

いやぁ! 今日は朝から暖かく、海も穏やかで、雲ひとつない青空、最高に気持ちいい! コレで潮回りが長潮じゃなければマジサイコーなのに・・・。

本日のコマセは、ベースにタカミヤ・餌蔵 強力まき餌 遠投 青鬼1袋、比重調整材にヒロキュー・ホワイトパワープラス1袋、オキアミブロック8切(3kg)を加え、刺し餌は浜市・Gクリル WパックM×100g。正午までの7時間勝負!

しかし、前回、前々回と同じく、フグの楽園┐(‘~`;)┌
まぁ、フグだってお腹空いてるんだよな。コマセ撒くと黒々とした魚の群れが集まってくるのが確認できるんだけど、全部フグ。。。
7時間でハリスを切られること9回、さらに、高切れによる仕掛け全損2回(釣研・T-lancer自立ウキ2本、釣研・メタルクッション2個で4,000円以上の損害)で、かなり凹みながらも、正午までは粘ろうと、ポイント移動もせず、ひたすらコマセを打ち続けます。

それにしても今日はあったかい。海遊びにはチト早いのかも知れないけど、今日の暖かさと海の穏やかさならボート遊びも楽しめるでしょう。

江ノ島表磯のこれらの景色が本当に好きで、釣果に関わらず、江ノ島にこだわり続けているガキおやじなんす。本当はこの岩山の後ろに富士山が控えているんだけど、今日の気温で花粉がたくさん飛んでいるらしく、見えませんでした(ガキおやじには花粉症は全くありませんw)。頭上には鳶がたくさん飛んでいて、釣り師や観光客が持っているパンやおにぎりなどを虎視眈々と狙っています。
それにしてもキツイ当て潮に、戦意がどんどん削がれていくなぁ。仕掛けを遠投しても、まるでイチローのバックホームのように速攻で足元に戻ってくる。
どうにかして払い出して行く潮が流れる場所を探して仕掛けを打ち込みますが、シモリ根に仕掛けを持って行かれ、イライラが募ります。アタリはひっきりなしにありますが、全てフグ、ふぐ、河豚・・・。
場所を移動すればいいのかも知れないけど、ガキおやじは移動が大嫌い。海は繋がっているし、ひとところにコマセを打ち続けていれば必ずそこにポイントが出来る!
と信じ、愚直にコマセを打ち続け、仕掛けを流し続けます。
すると、11:00を過ぎたあたりで、あれほど煩かったフグのアタリがピタッと止みました。これは、メジナやクロダイ、石モノなどの大型魚が寄ってきてフグが散った合図かも知れない。
なんて、自分に都合の良い解釈しながら仕掛けを流し続けます。
時計の針は11:20、コマセも刺し餌も予定通り底をつき始めたその時、バッグホームの送球のように自分に向かって流れてくるウキの動きが止まりました。じっと見ていると、小刻みにウキが上下しているように見えます。
そのまましばらくウキのトップを眺めていたら、次の瞬間・・・
シュパッ!!キタ~~~ッ!!!大きくアワセを入れ、ガツンと手応えがあったがビクともしない。あれ? 根がかりか・・・。
と、ガックリしていたら、いきなりドラグがジリジリ鳴き始め、魚が潮下に向かって走り出しました!!
あ、あっ、あぁ~っ!! エクスタシ~~!!しばしイキそうなほど気持ちいい時間に耽り、いよいよ銀色の魚体が浮き上がってきました、紛れもなくクロダイです、チンチンでもなく、カイズでもなくクロダイです!!
え~と、タモはどこだ・・・?
はっ!・・・しまった!!w(°o°)wタモは朝、水位がまだ高かったときに、与太波で流されないように、後方の少し高い岩の上に置いたままだった!
とても手の届くところではない。こんな時に限って近くに人がいないw
しゃあない、いつもの如く、ぶっこ抜くしかねぇな。
今日のタックルは・・・
ロッド:タカミヤ 武勇伝 ISO FUKASE-SP 1-530
リール:ダイワ レガリス LT2500D
ライン:デュエル ハードコア パワーフカセ 2号
ハリス:ダイヤフィッシング ボスメント 1.2号
ハリ:ささめ針 鬼掛 沈め探りグレ 4号
という、超ライトなタックル。このクロダイ、間違いなく35cm以上あるな、ぶっこ抜けないかなぁ?
ま、誰か呼んで、後ろにおいてあるタモを持ってきてもらえばいいんだけど、もう時間がない。ぶっこ抜く!
ア~ラヨッッットォ~!!
ど~~~ん!!!!なんと、40cmのおチヌ様でした♪
7時間粘って、たった一度のチャンスをモノにして、会心の一枚を仕留めることができました。自画自賛、もう大満足♥
これ以上の殺生は無用だな、帰ります(≧▽≦)v
【RESULT】
クロダイ 40cm×1
潮回りとか、何なんだろうな?
朝マヅメとか、いい思いしたことあんまりなくて、いつも昼近くのフザケた時間にヒットするな。
大潮だろうが長潮だろうが、釣れる日は釣れる、釣れない日は釣れない。まさに神のみぞ知るってヤツだな。

さて、料理編。このクロダイが、片瀬川河口育ちのドブチヌでないことを祈りつつ、内臓を潰さぬよう慎重に取り出します。
片瀬川河口育ちのドブチヌであれば、この時点で激臭に悶絶するはずですが・・・コイツは全く臭くない♪ やはり磯の個体は全然違うんだな。
乗っ込みの抱卵個体でした。
海の恵みに感謝し、卵嚢も美味しくいただきました。

刺身は家族4人がたくさん食べられるほどとれました。頭は梨割りにして、ガラも全部鍋にぶち込み、潮汁に。こちらも気絶しそうなほど旨かった!
2022年は釣行3回目にして、ようやくリベンジ達成。まぐれもいいとこでしたが、40cmのクロダイは、やはり釣り味も食味もサイコーでした。結果オーライ!!
昨年後半から再びハマっているウキフカセ釣り、やはり何度やっても楽しいな♪